イギリス一人旅

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イギリス旅行記(4)

イギリス一人旅日記
それまで一人旅をしたこともなかったのに、なぜだか急に「行こう!」と思い立った私がイギリスを選んだ理由は、『治安がよさそうだから』。なぜ一人旅なのかというとシロが行きたいところ全部に付き合ってくれる友達が見つからなかったから。

まず最初の行きたいところは、ピーターラビットの湖水地方でした。
でも、計画段階に欲が出てきて、結局あそこもここもでとうとうイギリス周遊の旅となったのでした。
テーマは一応『有名なところをおさえる』=観光客がたくさんいるところならより安心。
シロはO型ですが、計画は一応無理しないでもできるようなものを事前に立てておきました。なんせこれでもオンナです。万が一のことがあったら親が悲しむだろうということは当然思ったので、万が一がないように、これが旅の最重要課題でした。
旅したのは、8月。イギリスでも日が長い時期だったので時間が有効に活用できるのと、着替えの荷物が少なく済むという利点がありました。
移動手段は基本的には列車。イギリス国内乗り降り自由のレイルパスを利用しました。

でも、今から思うと、ちょっと計画足りなかったなと反省もあり。

一日目

チェルトナムを朝出発し、まず最初に訪れたのは、シェークスピアの生地で有名なストラトフォードアポンエイボンです。
町の中心を流れる美しいエイボン川のほとりを散歩した後、シェークスピアの生家やアンハサウェイの家など見所満載なので、たっぷり1日楽しめます。
時間の余裕があれば、シェークスピア劇場での観劇もよろしいかと。
でも、一人で観劇するのもなんだか気分がのらず、そのまま次の目的地へ出発しました。
確か、途中でバーミンガムで乗り換えて、オクセンホルムという駅でさらに乗り換えて、ウィンダミア駅に到着したのはもう暗くなった頃でした。

ここはピーターラビットでおなじみの湖水地方。
出発前に、新聞の広告に載っていたB&Bをあらかじめ予約してあったので、そこに直行してまずはチェックイン。駅のすぐ裏手のようなところでした。
広告を載せるだけあって、わりかし立派な建物で大勢泊まっていました。ここには合計3泊しました。
夕食をとるために街中へ出かけましたが、その頃にはお土産屋さんも閉まっていたので、ブラブラ歩いて、屋台のフィッシュアンドチップスを食べました。早速一人旅のさみしさを味わいました。今は一人でどこでも食事できますが、異国の地でレストランに一人で入る勇気がなかったのです。(泣)
それからスーパーでビスケットと飲み物を買って帰りました。
翌日に備えてそうそうに就寝。

二日目

観光案内所に行って、フットパスと呼ばれるトレッキングロードの地図を買いました。
この地図に沿って歩けば迷うことはないのと、ビュースポットが地図上に示してあるのでとても役立ちました。
この日は、ウィンダミア湖周辺を登ったり降りたりしながら一日中歩き回った。
途中で、石が積み上げられている塀に座っておやつを食べたり、放牧されている羊を眺めたり、とても楽しかったです。地元の人は観光客に慣れているのでとても親切。

三日目

いよいよ最大の目的のピーターラビット!作者のビアトリクスポターの家を目指します。
まず、ウィンダミア湖を渡るボートに乗りました。そのとき、日本人の同じく一人旅の女の子と知り合って、その日は一緒に行動しました。
ポターの家(ヒルトップ農場)は、しっかり観光地となっていて、お土産もたっぷり売られていました。
庭は、ほんとに絵本に出てくるのと同じように保存されていて、すごくうれしかった。
この日のランチは、彼女と一緒だったので、パブランチ。パブはビールだけじゃなく、昼はランチが食べれます。ジャガイモとか素朴なものばっかりですが。
満足した後、また散策。そのうち雨が降ってきたのですが、引き返すことができないところまで進んでいたのでひたすら歩きました。そうです。イギリスは、夏とはいえ雨が降れば寒い。おまけにロンドンよりさらに北に向かっている私は、夏服だけではだめだということに、このときやっと気づいたのです。
寒さをこらえながら、マウンテンバイクに乗った人にたくさん追い抜かれながらやっと朝着いたボート乗り場に戻ってきて、ティータイム。
雨を乾かしながらほっと一息。二日続けて歩くのは、やっぱり疲れました。
夕食は、駅の近くのお店で食べて、彼女も翌日次の目的地に向かうということで、翌朝の列車の時間を確認してお別れ。
B&Bでは、おばさんが濡れた服を乾かしてくれました。

四日目
昨日の彼女と駅で待ち合わせてあったので、同じ列車に乗ってオクセンホルムまで一緒。そこで別れて私は北へ向かいました。文字で書くと演歌ぽいなぁ。
到着したのは、スコットランドはエジンバラです。まず、観光センターに行って、宿泊先を探した。ここから先は、目的地に到着したらまず宿を探した。
どこでも駅構内か駅前にインフォメーションセンターがあるので、宿泊先を探すのは簡単。B&Bならたくさんあるので、低予算の旅にはぴったり。
ここではバスで行かなきゃならいちょっと離れたところのB&Bが予約できたので、さっそく向かった。お部屋はとっても広くて、ツインルームだった。ラッキー。
お風呂も浴槽がある4畳半くらいの広さのゴージャスさ。階段なんて横に三人並んで上がれるくらいの広さだし、食堂もレストランみたい。市街地から離れているのはもうぜんぜん気になりません。ここでは2泊しました。
荷物を置いて、再度市街地へ。エジンバラは城塞都市って感じでなんだか険しい雰囲気。
イギリスの町の表情がこんなに違うのを改めて実感した。

五日目

B&Bでフランス人旅行者と知り合って一緒に観光することにした。お互いなんちゃって英語のレベルが同じくらいだったので気が楽だった。
エジンバラ城と新市街地をブラブラと見て回った。寒さ対策に防寒服をついに購入した。
エジンバラは、風がすごく強いイメージが残っています。市街地はそんなことはないけど、お城とかちょっと高い場所に行くと風がビュービュー吹いていた。
エジンバラの旧市街地には、お化けが出るというスポットがあるらしくて、そこを回るゴーストツアーなんていうのもある。ちょっと怖くて止めました。ホントっぽすぎるから。
スコットランド名物にハギスという食べ物があります。が、ランチはなぜかスパゲッティを食べました。貧乏旅行なので、万が一食べれなかったら一食抜きですから。
B&Bの朝食はここが一番豪華でした。今までのところはシリアルとパンと飲み物とスクランブルエッグとソーセージと・・・みたいな感じでセルフで勝手に好きなもの食べてねっていう感じだったけど、ここはメニューが選べて、なおかつおばさんがお給仕してくれて、紅茶もポットに入ったのを食事の終わりに「おいしかった?」って聞きながらついでくれて、ほんとによかった。
泊まっている人は旅行者じゃないビジネスマンのグループもいて、その人たちは常連さんみたいで、私が出発するときにおばさんと一緒に「気をつけてね〜またここに泊まりにおいで〜」って手を振ってくれた。

六日目
エジンバラを出て、ネス湖に向かった。どんどん寒くなる。私的には冬です。
ネス湖に一番近い駅インバネスで降りて、観光センターでB&Bを探す。今回のところは、駅から徒歩数分だけど、エジンバラがよすぎてちょっとへっさく思えてしまって。ごくごく普通なんだけど。ここは、駅前とはいえ、人通りもすくなく、寒さが身にしみる。
日本人は一人も見えない。さみしい。ロンドンから離れるにつれ、観光客の数も少なくなるような気がする。夕ご飯用にスーパーマーケットでパンとお菓子と飲み物を買って帰った。
翌朝、駅の近くのバス乗り場から、ネス湖行きのバスに乗った。
ネス湖はイメージどおりのでっかい湖で、ネッシーおるかもと思える雰囲気だった。
ネス湖の湖畔に建つアーカート城は、お城というには小さくまた遺跡のよう。
石造りの屋外劇場の遺跡みたいなのもあった。観光客の人たちは自動車で来ている人が多くて、道端を歩いているのは誰もいなかった。
心なしかさみしくなってきたので、またバスに乗ってインバネスに帰った。

七日目
インバネスからグラスゴーを経由してフォートウィリアムへ。
移動のみで、一日終わる。

八日目
フォートウィリアムからは、ウエストハイランド鉄道が出ている。この路線は、あのハリーポッターがホグワーツ魔法学校へ行くときに乗った列車だそうです。
列車は蒸気機関車で、窓から見える景色はここがイギリスかと思うほど今までに決して見ることのなかった景色が広がる。ハイランドの山々の合間を通ったかと思うと湖のほとりを過ぎ、また海辺にせまり・・・といった具合。
窓は景色が見えるように大きくつくられていて、同乗しているガイドさんが見所を教えてくれるのでどんどん移り変わる景色をキョロキョロしているうちに終点のマイレグ駅に到着。
ここからスカイ島に渡るフェリーが出ていると聞き、急に行きたくなった。
スカイ島といえばシェットランド諸島にある島。編み物を習っていたときにシェットランドセーターを編んだじゃない!そのシェットランドだ!とふいに思い出したのだ。
せっかくここまで来て、今度いつ来れるかわからないんだからと思って、フェリー乗り場に行くと、ちょうどいいタイミングでフェリーが出るところだったので、それに乗りいよいよスカイ島へ。しかし、思い込みだけで行動するもんじゃないと後になって気づきました。
ここは、普通の超有名観光地というわけではないので特に何もない。土産物屋もそれらしいのがあったけど、絵葉書くらい。でもへこたれずに付近を歩き回ってはみたものの、寒さに負けて、速攻次のフェリーで本土へ戻りました。
そのまま同じルートを逆戻りで、グラスゴーまで。

九日目
朝から移動。ヨークに到着。王室の第二王子には『ヨーク候』の称号が与えられるそう。
ちなみに第一王子は『プリンスオブウェールズ』。イギリスは国旗ユニオンジャックのとおり四つの国がまとまってできた国です。
さて、ヨークで私が行きたかったところはシティウォール。ローマ軍から街を守るためにつくられたかつての城壁のことで、その上をほぼ一周歩いて回ることができる。高い位置から街を眺められるので、今までの観光地とは違った視点から楽しめた。
そうそう、ここからニューヨークの友達に『From Old York to New York』と絵葉書を送りましたよ。

十日目
ヨークからリーズを経由してハワースへ。
ここは、嵐が丘の著書で有名なブロンテ姉妹ゆかりの地。町はこじんまりとしていて特徴も特にないけど、観光客は意外とたくさんいた。駅からどんどん歩いて、ブロンテのお父さんが働いていたハワースパリッシュ教会、ブロンテ博物館に立ち寄った。
そのまま嵐が丘のモデルになったトップウィンズまで歩いて目指す。道路沿いには標識があると思ったのも町中だけのことで、ヒースのムーアの中を歩き始めたら何にもない。
結構いると思った観光客もちらほら程度に減ってきた。歩いているときは、嵐が丘に書かれているように風が強いし、ただっぴろいところをひたすら歩くだけなので、ちょっと辛かった。
ヒースの花も風に吹かれて地を這うように生えているし。トップウィンズも正直荒れ野の中のわざわざ行って見る価値があるのかと思ってしまうようなもの。ブロンテファンにはたまらないと思いますが。よし、もうさっさと帰ろうと歩き出して帰り道は別の道で、村の中のようなところどころに家が建っているところを通ったので行きより近く感じた。

と、こんな感じで行ってきました。
歩きっぱなしでとても疲れたけど、またいつか行きたいな。

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このページの画像はG-TOOLさんからお借りしています。

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